いつのことであったか記憶が定かではないが、日本で商用インターネットサービスが始まったのは1993年頃のことで、当初は当然利用者が少なかった。10数年前から20年前くらいの時期はPC−VANとかNIFTY-Serveといったパソコン通信のサービスをよく使っていた。掲示板とチャットのようなサービスである。ネット上のサービスは時々利用しては、一次休眠をして使い続けているが、だんだんと使い勝手が良くなっている。
ネットの最大の利点は「リンク」だと思う。友人とリンクする。新聞記事とリンクする。SNSサービスとツイッターやブログをリンクさせる。そのことによって画期的な何かが生まれるのかどうかはわからない。ただ、黙って座っていても情報が入ってくるし、情報を求めてアプローチすればもっと確かな情報が手に入るという条件は整いつつある。
こんな記事を見かけた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111030-OYT1T00869.htm
ICTの能力は非常にばらつきが大きい。特に幼児期から使わせているケースと、小中学校で初めて使うケースでも違いがあるだろう。子ども専用のPCがあるとか、スキャナやプリンタがあるとか、どんなソフトウェアがインストールされているかなど、子どもによって情報環境が大きく異なる。その背景となる条件を排除して能力を測れるのか。何を測るのか。どう測るのか。結果を持って何が可能であるのか、充分にその是非と可否を検討する必要があるだろう。