自転車が危険な乗り物であるとして、警察による啓発活動と取り締まりが強化されているようだ。自転車が歩道を通ることのできる歩道幅の基準も変更されるらしい。確かに、自転車は免許が不要なので、歩行者感覚になるのも当然かも知れない。ただし、歩行者とは違う「軽車両」だ。
過日、スマートフォンを使いながら歩く人の特徴をテレビで見た。ゆっくりと歩き、突然立ち止まることがあるのだそうだ。スマートフォンを使いながら自転車を動かしている光景はよく見かけるが、かなり危険な行為だと思われる。自転車はこぐにをやめても慣性で進むからである。もっと危険なのは、自動車を運転しながらスマートフォンの画面を見ているケースがあるということだ。車線をはみ出しながらフラフラと進行する自動車を見て、注意深く隣を追い越す。助手席に聞いてみると「携帯の画面を見ていた」らしい。携帯電話で会話するよりも画面を見ている方が圧倒的に危険性が高い。取り締まりではなく、意識改革への取り組みが求められる。
ところで、僕はある街で高速で交差点を右折してきた自動車に危険を感じたことがある。そのとき運転者は「カップ麺を箸で」食べていた。ハンドルはどこでコントロールする? これが例外的ケースであると思いたい。