最近、連絡事項がメールにて送られてくることが多い。ただ、連絡に用いる場合は、最低限の記載事項があると思われる。
僕の考えるメールNG項目を挙げる。
1)差出人名がニックネームで、誰からのメールか分からない。氏名が書いてあっても、どこの誰か分からないメールもある。
2)メール件名が空欄である。
3)添付ファイルのみで本文がない。
4)メールアドレス変更の際に、同じ文面で、友達にも教員にもTo欄で同報されるので、知らない人間同士の個人情報が見えてしまう。
5)単なる通知メールと、返信を要するメールを区別せず、必要な返信がなされない。
教育実習の研究授業の連絡で、気になったことは以上の点である。相手にとって必要な情報を漏れなく伝えることは、今後のICT教育の中でも扱われるようになるかもしれない。
それから急ぎの事務連絡などは、文章構成が不十分のまま送信することもあるのだが、メール冒頭の文が非常に重要である。
「こんばんわ〜」と書いてあるメールが非常に多い。現職の小学校長からのメールに「こんばんわ。○○です。」と書いてあるのを見て愕然とした。助詞は「は」と書くというのは小学校低学年の学習内容ではないのだろうか。1行目を見ただけで内容に関する信頼性まで揺らいでしまう。
思考は言語を用いて行われるものであると考えると、言語運用能力の問題はすべての教科の学習指導の成否に関わってくるものと考える。