ちょうど1週間、何も書いていないことに気がついた。
今は次年度の時間割を確定する時期である。カリキュラム改訂があって今はその移行期であるから、新カリキュラムと旧カリキュラムが同時に存在する。内容が同じで科目名称だけが変わる場合は、同一時間に1コマの授業を開講し、旧科目でも新科目でも履修できるようにするだけでよい。新設される科目は新しく開けば良い。問題は廃止になる科目である。3回生履修の科目であっても、当初から4回生で履修するつもりの学生もいるし、何らかの事情で単位が取れなかった学生もいるわけだから、ただちに科目をなくすことはできない。旧カリキュラムの科目を開講しなくてはならないわけである。当然のことだが、総体的に開講コマ数が増えるし、時間割も変わる。この作業はそう簡単に調整できない。
教務課では夏頃から必修科目の時間帯確定を始めていた。学年ごとの必修科目を記載した時間割票とともに、各講座ごとに時間割書類が配布される。各講座では、それぞれの講座の必修科目をまず確定し、各専攻分野ごとの選択必修科目を決めなければならない。講座教員がすべて集まって調整をおこなう。
たとえば選択必修で2回生履修の「○○学概論」と3回生履修の「△△学概論」が同じ時間帯に開講されていても問題はない。カリキュラム改訂によって「△△学概論」が2回生履修に変わっているケースがある。同じ時間帯に2回生の選択必修が重複しても「選択必修」なので教務手続き上の問題はない。ただし、受講生の選択肢を狭めることになるわけであるから、同じ学年の選択必修科目は重複しないようにする。専任教員が担当する科目であれば、調整することは可能である。ただし、それが非常勤講師に依頼している科目である場合は、開講曜日や時限を動かすことは簡単ではない。2科目とも授業担当者に問い合わせて、開講曜日時限が変更可能かどうかを確認しなければならないことになる。
書類が配布されてから2週間でこうした作業を完了して提出しなければならないので、なかなか忙しい。忙しいのは僕だけではなくて、それぞれの教員が皆同じく忙しい。今のところ、深刻な問題は生じていないので、何とか間に合いそうである。
時間割と非常勤講師採用計画書を提出して一連の作業が終わるわけだが、今の時期は卒業論文や修士論文の追い込み時期でもある。書いている方も忙しいだろうが、指導教員としては論文指導に割く時間がその分減ることになる。今年は講座の取りまとめ係になっているので、自分自身が寝不足で論文の修正点を的確に指摘するほど頭が回らない。
と言う状況であるため、ブログを書いている時間がなかったのだろう。