3〜4年ほど前から使っている1台がHDDエラーで使用不能となった。以前、東芝や日立のHDD録画機が故障した際は、 同容量PC用の内蔵HDDに換装してフォーマットしたら復活したのだが、PanasonicのそのモデルではHDDに特殊な信号が書き込まれているらし く、交換したHDDは認識してくれない。教材用ビデオを作成するためにHDDを酷使するからであろうか。家のHDD録画機の寿命は短いように思う。
はじめてHDD&DVDレコーダーを使い始めたのは10年近く前だった。フロントが鏡面仕上げになっている「DMR-HS1」という機種である。HDD容量は40GBしかなかったが、画期的な録画機だと思ったものだ。メーカーサイトで在りし日の写真を見つけた。
液晶表示もかなり凝ったメカニックな印象を与えるし、テレビ番組がDVDに書けるとは時代になったのかとしみじみとした感慨に浸りながら使ったものである。
それから新製品が出る度に大容量で多機能になっていく。40GBという初期の容量は今だったら長編映画1本分程度のデータしか入らない。情報機器というのはいつもそんなものだ。
それ以前はVHSデッキで録画するのが当たり前で、15年近く前のPanosonic「NV-SB707」という機種が家に2台だけ残っている。M-Nコンバータ内蔵とあるのはBSアナログハイビジョンの録画用であったと思う。
映像作品はVHSテープで録画するもの、VHSソフトで見るものであった時代に、SONYから「DVP- S501D」というDVDプレイヤーが発売された。ところが当時はDVDソフトウェアがほとんどない。確か『未来少年コナン』と『新世紀エヴァンゲリオ ン』くらいしか手に入らなかったと思う。さすがに初期の機種は作りが堅牢で、この機種は今でも現役である。ただし、自分で作ったDVD-Rなどは認識して くれないが、当時はDVD-Rなどほとんどなかったわけであるから当然だろう。
今の機種は3〜4番組同時録画、BD転記ができる。DVDで持っている映画などもわざわざBSハイビジョンで録画してクリアな映像を見る方が気持ちが良い。
最近はO君たちが作った南極「ドームふじ」を舞台にした『南極料理人』を民放BSで放映していたのを録画しておいた。淡々と描かれるおかしみのある日常が良い。子どもが2回も見ていたくらいなので、純粋に面白いのだと思われる。
年末年始は貴重な番組の再放送や映画放送が多い。見るべき価値のあるものをできるだけ多く録画し、「いつか」見ようと思っているところだ。