確かな記憶ではないが、アップルストアでカスタマイズしたモデルを注文した場合、日本国内でパーツを組み立てていると聞いたことがあるような気がする。しかし、今はそうではないことがはじめてわかった。
パソコンで容量が必要な「データの部分」は1TBであろうと2TBであろうと足りないことに違いないから、外付けもしくはネット上のストレージに保存することになる。ここ20年間で故障したパソコンはほとんどすべてHDDのクラッシュであるから、パソコン自体はSSDにしておいて、一時データをデスクトップに置き、整理の上保存することに決めた。
というわけで、丸一日ほど考えたあげくにiMacのSSDモデルを注文することにした。SSDといっても256GBあるし、クワッドコアi5に、グラフィックボード、フルHD液晶など、2年前に購入した時よりも割安感がある。Parallels Desktop もキャンペーン中で通常の半額ほどで手に入ったし、BootcampのWindowsを呼び出して使うことができるようになってほぼ実用レベルになっている。3年ほど前はMacでWinが「動く」だけという感じだったが、ハードとソフトの進化で、Mac上でWinアプリケーションが使えるようになっている。
注文をしてみると3営業日で出荷と表示されるが、配達予定日は10日後になっている。これがなぜなのか、疑問であったがアップルストアから出荷メールが来てわかった。商品は「上海から」出荷されて届くのである。それに3日ほどかかる。若干の余裕を見て予定日を通知しているらしく、実際には注文から1週間以内に受け取りができる。ヤマト運輸の上海エリアでの荷物の動きはわからないけれども、配達日が国内プラス1日程度余分にかかるだけだったら、国内組み立てよりコストを抑えられるのだろう。
こうした商品も当たり前のように海外発送されるようになると、国内の産業は空洞化したりすることがないのか少し心配になる。こうした時代の流れは、業界にとっては当たり前のことなのかも知れない。僕も国際化された地球について、もっと身近なレベルで認識を改めないといけないようである。