暑さというのは体感的なものであるから、気温や湿度や風速などの数値だけで比較することはできない。けれども今年の6月後半の暑さは体調を崩すに十分なほどだった。6月末の週末はいくぶんか暑さが和らいだ。35度を超えた日もあった気温が、金曜日には27度台に下がったのだから体感的にもかなり楽になった気がする。
実際のところ、エアコンをつけていると今の気温は26度程度であって、30度近くあった数日前とはまったく違う、幸か不幸か、ここ3日間の気温が続いていたとしたら「エアコンの故障」に気がつかなかったはずである。梅雨明けしてから故障に気づくよりも良かったということにしておこう。
ところで電化製品というモノは「故障」するものである。あるいは寿命が来るものである。ここ半年ほどの間にパソコンが2台、エアコンが1台故障した。パソコンの方はHDDの故障であるから前兆現象らしきものがあった。だが、性能が徐々に低下してきていたエアコンの方は故障に気づくのに遅れた。故障する前に手を打つことができるとそれほどあわてなくて済む。仕事用のiMacはHDDが故障する前にデータを待避させることができたし、リビングのiMacは故障する以前に新顔がすでに届いている。データの移行などを十分におこなって、新型iMacを使い始める設定が終わった。Lionが出てからにしようと思っていたのだが、早めに注文しておいて良かったと言うことだろう。
ところで通勤途中のコンビニの公衆電話に「故障中」という張り紙がしてある。この日本語が誤った使い方であるのは周知のことなのだが、「故障中」貼り紙勢力は衰えを知らないらしい。「○○している最中」を「○○中」というわけだから「修理中」という言葉はあり得るが、「故障状態へと向かって進行している状態」=「故障中」はあり得ないだろう。なぜ「故障」と書かないのだろうか。