66年経ったが未だ傷は癒えていない。無念のうちに生涯を閉じた多くの人々のためにも、我々にはこの国を強く正しく美しい国にしていく責任があるだろう。大震災後と戦後が似ているという意見もある。確かに街が消えているし、多くの方が亡くなっている。原子力発電の情報開示の不確かさが戦中の情報統制のように見えている人もいるようだ。
被災地は広いといえども国土の過半ではないし、多くの国民が感情を一つにすることも出来ないかも知れない。ただひとつの救いは、被災地に対して我々が何らかの支援が可能であると言うことだ。国土すべてが荒廃していた戦後とはそこが異なる。ただ無念であるのは、政府の機能が損なわれているわけではないのに、その対応に多くの国民が不安をいだいていることだ。
被害が拡大しそうな原子力発電所はどうなるのか。IAEAは政府から独立した機関による監視を求めたのではなかったのか。政府内の組織の改編のみで良いのだろうか。政府でチェックが可能であるならば、今のような事態にはならなかったのではないのか。行政に疎い僕には理解できないことだ。